毎月の保険料を安くしたいときに確認すべきポイント
「毎月の保険料が家計の負担になっている」「もう少し保険料を安くできないかな」と感じている方も多いのではないでしょうか。
生命保険や医療保険は、万が一のときに家計を守る大切な備えです。しかし、必要以上に保障を手厚くしてしまうと、毎月の固定費が大きくなり、貯蓄や資産形成に回せるお金が少なくなってしまいます。
保険料を安くしたいからといって、すぐに保険を解約する必要はありません。まずは現在加入している保険の内容を確認し、**「本当に必要な保障なのか」「保障が重複していないか」**を整理することが重要です。
今回は、毎月の保険料を見直すときに確認しておきたいポイントをご紹介します。
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現在加入している保険をすべて確認する
保険料を見直すときに最初に行いたいのが、現在加入している保険の整理です。
生命保険や医療保険だけでなく、
- 死亡保険
- 医療保険
- がん保険
- 就業不能保険
- 学資保険
- 個人年金保険
- 自動車保険
- 火災保険
など、毎月・毎年支払っている保険料を一度一覧にしてみましょう。
複数の保険会社に加入している場合、「毎月それぞれ数千円だから、それほど負担ではない」と思っていても、すべて合計すると想像以上の金額になっていることがあります。
たとえば、月々3万円の保険料を支払っている場合、年間では36万円、10年間では単純計算で360万円です。
まずは家計全体で年間いくら保険料を支払っているのかを把握することが、保険見直しの第一歩になります。
保障内容が重複していないか確認する
保険料が高くなってしまう原因のひとつが、保障の重複です。
たとえば、医療保険に入院給付金が付いている一方で、別の保険にも入院保障が付いていたり、死亡保障が複数の生命保険に付いていたりするケースがあります。
もちろん、複数の保険に加入すること自体が悪いわけではありません。
重要なのは、「なぜその保障が必要なのか」を説明できる状態になっているかどうかです。
保障内容を整理するときは、
「病気になったとき」
「働けなくなったとき」
「亡くなったとき」
「老後を迎えたとき」
など、目的ごとに分けて確認すると分かりやすくなります。
似たような保障が複数ある場合には、本当にその金額まで必要なのかを見直してみましょう。
必要以上に大きな死亡保障になっていないか
生命保険の保険料を大きく左右するポイントのひとつが、死亡保障額です。
結婚や出産をきっかけに生命保険へ加入し、その後ほとんど見直していないという方も少なくありません。
しかし、必要な死亡保障額は一生同じではありません。
たとえば子どもが小さい時期には、万が一の際に教育費や生活費を残す必要があります。一方、子どもが独立した後や住宅ローンの返済が進んだ後などは、以前ほど大きな死亡保障が必要ではなくなる場合があります。
また、会社員であれば遺族年金などの公的保障を受けられる可能性もあります。
「万が一のために3,000万円必要」と単純に考えるのではなく、貯蓄・公的保障・配偶者の収入なども含めて必要保障額を考えることが大切です。
必要以上の死亡保障を減らすことで、保険料を抑えられる可能性があります。
医療保障を付けすぎていないか
病気やケガへの不安から、医療保障を手厚くしている方も多いでしょう。
しかし、日本には公的医療保険制度があり、医療費の自己負担には一定の仕組みがあります。
そのため、民間の医療保険ですべての医療費を準備する必要があるとは限りません。
入院日額を高く設定していたり、複数の医療特約を付けていたりすると、その分保険料も高くなります。
医療保険を見直す際には、現在の貯蓄額や勤務先の福利厚生なども確認しながら、
「保険で備える部分」と「貯蓄で備える部分」
を分けて考えることが重要です。
ある程度の貯蓄がある家庭であれば、すべてのリスクを保険でカバーするのではなく、一部を貯蓄で対応するという考え方もあります。
不要な特約が付いていないか確認する
保険に加入するときには、さまざまな特約を追加できる商品があります。
契約時には必要だと思って付けた特約でも、時間が経つと現在の生活には必要なくなっている場合があります。
特約は一つひとつの保険料が数百円程度でも、複数付けることで毎月の保険料が大きくなることがあります。
保険証券や契約内容を確認し、
「この特約は何のための保障なのか」
「現在も必要なのか」
を一つずつ確認してみましょう。
不要な特約だけを外すことで、基本的な保障を残しながら保険料を抑えられる場合もあります。
更新型の保険は将来の保険料も確認する
現在の保険料だけでなく、今後の保険料がいくらになるのかも重要なポイントです。
保険の中には、一定期間ごとに契約を更新する「更新型」の商品があります。
更新時の年齢などによって保険料が上がる場合があるため、現在はそれほど負担ではなくても、10年後・20年後には保険料が家計を圧迫する可能性があります。
保険を見直す際には、
「現在いくら払っているのか」
だけではなく、
「今後いくら払う可能性があるのか」
まで確認しておきましょう。
保険料だけを理由に解約しない
保険料を安くしたいと考えたときに注意したいのが、すぐに現在の保険を解約してしまうことです。
生命保険や医療保険は、年齢や健康状態によって加入条件や保険料が変わることがあります。
現在の保険を解約した後で新しい保険に申し込もうとしても、健康状態によっては希望する保障に加入できない可能性もあります。
そのため保険を変更する場合には、基本的には新しい保障が確保できることを確認してから、現在の契約をどうするか検討することが大切です。
また、貯蓄性のある保険の場合、加入期間によっては途中解約によって受け取れる金額が払込保険料を下回ることもあります。
単純に「保険料が高いから」という理由だけで判断せず、契約内容全体を確認しましょう。
まとめ
保険料を下げる目的は「保障を減らすこと」ではない
保険の見直しというと、「保障を削って保険料を安くすること」と考える方もいるかもしれません。
しかし、本来の保険見直しの目的は、自分や家族に必要な保障を整理し、無駄な保険料を減らすことです。
必要な保障まで減らしてしまっては、万が一のときに家計を守れなくなってしまいます。
一方で、必要以上の保障に毎月多くのお金を支払い続けることも、家計にとって必ずしも良い状態とはいえません。
保険料を見直す際には、
「何のために加入している保険なのか」
「現在の家族構成や収入に合っているのか」
「同じような保障が重複していないか」
という視点で整理してみましょう。
毎月の保険料を安くしたいときは、いきなり解約するのではなく、まず現在加入している保険をすべて整理することが重要です。
家族構成や収入、貯蓄額、住宅購入、子どもの成長などによって、必要な保障は変化していきます。
数年前に加入したときには最適だった保険でも、現在の生活には合っていない可能性があります。
「自分の場合、どの保障を残せばいいのか分からない」「保険料を下げたいけれど保障が不足するのは心配」という場合には、保険だけを見るのではなく、家計や貯蓄、将来のライフプランまで含めて考えることが大切です。
FPセレクトでは、現在加入している保険の内容を整理しながら、家計とのバランスや必要な保障についてFPに相談できます。
保険料をただ安くするのではなく、自分や家族に合った保障へ整理することから始めてみましょう。
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